フロアコーティングは、床にコート剤を塗る方法で、表面を保護したり高級感を引出す技術といえます。新品の床でも、無垢材以外はフロアコーティングされていることが一般的で、使い始めなら気にする必要はありません。しかし、床を使い始めて数年経つと、日常生活で摩擦を受けて表面は傷み始めます。劣化したフロアコーティングは、無数の傷がついてしまっているので、高級感のある床の光沢が失われます。
また、表面を保護する効果が低下しているので、劣化は更に促進されますし、塗膜の傷やヒビ割れに汚れが入り込みやすくなります。ここで、劣化したコート剤を綺麗に剥がし、再びフロアコーティングを施せば、新品時に近い状態の床を取り戻すことが出来ます。大切なのは、手間を惜しまずに既存のコーティングを剥がすことで、中途半端に残さない点がポイントになります。更に、効果を長持ちさせたい場合は、耐久性の高いコート剤を選択することも重要です。
床のコート剤を新しくすると、表面の傷が埋められたり、平準になって光沢感が強まります。ただ、失われた光沢は回復しますが、決して下品な輝き方ではないので、床が気持良く使えるようになります。表面の保護効果が回復すると、身近な汚れなら簡単に落ちますし、油汚れも強力ではない洗剤の使用で済みます。フロアコーティングを施すと、床の表面の厚みが増すので、床材自体を保護する効果が高まります。
物を落としても凹みにくくなるので、うっかり手を滑らすことが多かったり、小さな子供が生活している場合にも適しています。